糸島・高橋農園へ。
今日は糸島へ食材の仕入れに行きました。
まずは先日、Fructusのグラノーラレッスンで紹介してもらった高橋農園へ。
焼き菓子に使うドライフルーツを買うためにお邪魔したのですが、裏山の畑を案内していただきました。
「高貴ぶどう園」として、約40年間ぶどうを栽培している農家さん。
その数、約40〜50種。
このぶどうを作るにあたり、高橋さんが大事にしているのは、
「人があまり手をかけずに、自然の力で育つ」栽培方法を行うこと。
それを野菜作りにも活かしています。
まず畑を見てびっくり。
ひとつの畝にたくさんの種類の苗を、自然の状態で共生させていること。
こうすることで、土の中にいろんな菌が増えて、野菜が強く育つのだそう。
30種類以上はあるそうです。
「たくさんの菌で腸内環境を良くするのと同じ、
土もたくさんの菌を取り込むことで健康な状態になる。
それが本当の地産地消でしょう。」
この言葉がすっと腑に落ちる、高橋さんのお話。
「ちぎって食べてみて」と言われ、そのまま頂くと、
パリッとして、葉が肉厚で、濃い。
野菜本来の味。
甘い野菜は甘くて、辛い野菜は本当に辛い。
「これも食べてみて」と、さっとちぎってくれた花。
なんだか胡麻の風味と甘く華やかな香り。
ルッコラの花でした。
普通、花が咲いてしまった野菜は「薹が立つ」と言って、
花茎が伸びて食べごろを過ぎてしまう状態を言いますが、高橋さんいわく、
「植物は花が咲く頃がいちばん美味しくてエネルギーを持っている、産卵前の鮭と一緒よ」
と笑いながら教えてくれました。
全国の有名シェフからも高い評価を得ている理由に納得。
そんな高橋さんの作る、ドライフルーツ。
季節ごとのとれたての果物を、専用の機械でじっくり乾燥させ、甘さをぎゅっと濃縮したもの。
ドライなのにフレッシュ感があって、一口食べて惚れ込んだいちじく。
今日はオススメのネーブルも購入しました。
来週から販売する蕎麦の実グラノーラにも使う予定です。
どんなお味に仕上がるか、お楽しみに。